
こんにちは。茨城県結城郡八千代町の行政書士、くぼやです。
この記事は「空き家の木トラブルシリーズ」の第5回です。
空き家の庭木は、道路にはみ出したり隣地に越境したりすることで、近隣トラブルや事故の原因になることがあります。
このシリーズでは、空き家の樹木トラブルについて民法や道路法の考え方を分かりやすく解説しています。
① 空き家の木が道路にはみ出している…誰が切る?
② 空き家の木が越境している…勝手に切っていい?
③ 空き家の木が危険…自治体は伐採してくれる?
④ 空き家の木が落ちて事故…責任は誰?
⑤ 空き家の木を放置するとどうなる?(本記事)
空き家の庭木は、放置するとさまざまなトラブルの原因になります。
- 枝が道路にはみ出す
- 隣地へ越境する
- 倒木や落枝による事故
こうした問題が起きた場合、土地の所有者や管理者が責任を問われる可能性があります。
今回は、空き家の樹木を放置した場合に考えられるリスクと、基本的な管理の考え方を整理します。
樹木の管理は土地所有者の責任
庭木や樹木は土地の一部として扱われます。そのため、原則として 土地所有者が適切に管理する必要があります。
空き家であっても事情は変わりません。
例えば
- 枝が道路にはみ出している
- 隣の敷地に越境している
- 枯れ木が倒れそう
といった場合には、剪定や伐採などの対応が必要になることがあります。
越境すると隣地トラブルになることも
樹木の枝が隣地に伸びてしまうケースは珍しくありません。
民法では、隣地に越境した枝について一定の条件のもとで枝を切ることができるというルールがあります(民法233条)。
そのため、管理が不十分な場合には近隣トラブルに発展する可能性もあります。
道路にはみ出すと安全問題になる
枝が道路にはみ出している場合、
- 通行の妨げ
- 視界の遮り
- 落枝の危険
などが問題になることがあります。
こうした場合、自治体から
- 剪定の指導
- 管理の依頼
が行われることもあります。
事故が起きると損害賠償の可能性
もし樹木の落下などによって事故が起きた場合、**民法717条(工作物責任)**が問題になる可能性があります。
例えば
- 枝が落ちて車を破損した
- 通行人がケガをした
などの場合、所有者や管理者が責任を問われる可能性があります。
空き家問題は相続と関係していることも多い
空き家のトラブルの背景には
- 相続が未整理
- 所有者が遠方
- 管理者不在
といった事情があるケースも少なくありません。
樹木の問題をきっかけに、相続や土地管理の問題が表面化することもあります。
まとめ
空き家の樹木を放置すると
- 隣地トラブル
- 道路への越境
- 事故のリスク
などさまざまな問題につながる可能性があります。
トラブルを防ぐためにも、定期的な管理や剪定が重要です。
空き家・土地トラブルのご相談
空き家の問題は
- 樹木管理
- 相続
- 土地の権利関係
など、さまざまな問題が関係することがあります。
行政書士くぼや事務所では、空き家や土地に関するご相談もお受けしています。
お気軽にご相談ください。
📚 空き家の木トラブルシリーズ
① 空き家の木が道路にはみ出している…誰が切る?
② 空き家の木が越境している…勝手に切っていい?
③ 空き家の木が危険…自治体は伐採してくれる?
④ 空き家の木が落ちて事故…責任は誰?
⑤ 空き家の木を放置するとどうなる?
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