
こんにちは。茨城県結城郡八千代町の行政書士、くぼやです。
この記事は「空き家の木トラブルシリーズ」の第4回です。
シリーズ全体像や他の論点については、
空き家の木トラブル完全ガイド|責任・対処・放置リスクを解説
もあわせてご覧ください。
空き家の庭木が道路にはみ出している。その枝が折れて、通行人や車に当たったら…。
このような場合、誰が責任を負うのでしょうか。
結論から言うと、原則は土地の所有者(または管理者)が責任を負う可能性があります。
今回は、空き家の樹木が原因で事故が起きた場合の責任について、民法の考え方を整理します。
樹木による事故は「工作物責任」が問題になる
民法では、土地の工作物によって事故が起きた場合の責任について定めがあります。
民法717条(工作物責任)では、次のような考え方になっています。
土地の工作物の設置または保存に瑕疵があり、他人に損害が生じたときは、占有者または所有者が責任を負う
つまり
- 管理が不十分
- 危険な状態を放置
していた場合、損害賠償責任が発生する可能性があります。
空き家の樹木でも責任は発生する
「空き家だから仕方ない」
という理由で責任が免れるわけではありません。
例えば
- 枯れ木を放置していた
- 大きく道路にはみ出していた
- 強風で枝が落ちた
こうした場合、管理が不十分だったと判断される可能性があります。
その結果
- 車の破損
- 通行人のケガ
などが発生すると、所有者が損害賠償を求められることもあります。
所有者が分からない場合はどうなる?
空き家の問題では、
- 相続がされていない
- 所有者と連絡が取れない
というケースも少なくありません。
しかし、事故が起きた場合には
- 相続人
- 管理者
などが責任を問われる可能性があります。
空き家問題は
- 相続
- 所有者不明土地
- 管理放置
といった問題が背景にあることも多いのです。
事故を防ぐためには早めの管理が重要
空き家の樹木は、放置すると
- 枝の落下
- 倒木
- 道路への越境
などのリスクがあります。
特に
- 台風
- 強風
- 老木
などの場合は注意が必要です。
事故を防ぐためにも、定期的な剪定や管理が重要といえるでしょう。
まとめ
空き家の樹木が原因で事故が起きた場合、
民法の工作物責任により、所有者や管理者が責任を負う可能性があります。
空き家の管理は、
- 樹木
- 草
- 建物
- 境界
など、さまざまな問題が関係します。
トラブルを防ぐためにも、早めの対応が大切です。
空き家・土地トラブルのご相談
空き家の問題は
- 相続
- 権利関係
- 土地トラブル
などが絡むことも少なくありません。
行政書士くぼや事務所では、空き家や土地に関するご相談もお受けしています。
お気軽にご相談ください。
📚 空き家の木トラブルシリーズ
① 空き家の木が道路にはみ出している…誰が切る?
② 空き家の木が越境している…勝手に切っていい?
③ 空き家の木が危険…自治体は伐採してくれる?
④ 空き家の木が落ちて事故…責任は誰?
⑤ 空き家の木を放置するとどうなる?
貴重な時間をムダにするよりも、行政書士くぼや事務所にまるっとお任せ!
LINEやオンライン面談で、時間や場所を問わずにご相談いただけます。