道路占用の事前協議で工事が止まる理由

こんにちは。茨城県結城郡八千代町の行政書士、くぼやです。
今日のブログは、工事業者さん向けの記事になります。

工事の準備を進めていて、

  • 「まず事前協議をお願いします」
  • 「この内容だと占用は難しいですね」
  • 「警察との調整が先です」

と言われ、工事が止まった経験はありませんか?

道路占用の事前協議は、単なる書類チェックではありません。
多くの現場で止まる原因は、申請書ではなく、考え方の整理不足です。

この記事では、道路占用の事前協議で工事が止まりやすい理由と、申請前に最低限整理しておくべきポイントを現場目線で解説します。


そもそも「事前協議」とは何を見られているのか

道路占用の事前協議というと、

  • 必要書類の確認
  • 図面の事前チェック
  • 申請の可否判断

と思われがちですが、実際に見られているのはそれだけではありません。

管理者側が確認しているのは、主に次の点です。

  • 工事の安全性
  • 周辺交通や他工事との影響
  • 工事後の復旧方法
  • 管轄ごとの運用・前例

つまり、**書類より前に「工事全体の考え方」**を見られています。


事前協議で工事が止まりやすい典型パターン

① 工程や施工内容が曖昧なまま相談している

  • 工期が未確定
  • 仮復旧・本復旧の区別が曖昧
  • 施工方法が口頭ベース

この状態だと、管理者は「安全判断」ができません。

👉 結果
「もう少し整理してから来てください」


② 「前は通った」という前提で話を進めている

  • 過去に同じ場所で工事した
  • 昔は問題なかった
  • 他の現場では通った

道路占用は
管轄・時期・担当者で運用が変わる分野です。

👉 結果
前例があっても、そのままは通らない


③ 警察(道路使用)との整合が取れていない

  • 道路占用だけを想定している
  • 警察協議が後回し
  • 規制内容が未整理

管理者側からすると、

警察と話が合っていない工事は許可後にトラブルになりやすい

👉 結果
事前協議の段階でストップ


④ 管理者が誰か整理できていない

  • 国道・県道・市道の誤認
  • 法定外公共物(赤道・青道)の混在
  • 工事事務所と市町村の役割混同

👉 結果
そもそも窓口が違う

これは実務では非常に多いです。


申請前に最低限整理しておくべきポイント

事前協議をスムーズに進めるには、申請前に次の点だけは整理しておく必要があります。

  • 占用か、使用か
  • 管理者はどこか
  • 警察協議が必要か
  • 工期・工程の概要
  • 仮復旧・本復旧の考え方

完璧な書類は不要ですが、判断材料が揃っていない状態では事前協議は前に進みません。


事前協議で止まる原因の多くは「書類」ではない

実務上よくあるのは、

  • 書類は揃っている
  • 形式上は問題ない
  • でも協議が進まない

というケースです。

これは、申請書の問題ではなく、判断の整理不足です。

道路占用は、
条文だけで機械的に判断できる手続きではありません。


まとめ:事前協議は「申請前の判断フェーズ」

道路占用の事前協議は、

  • 書類チェックの場ではなく、工事の考え方を確認する場

です。

工事が止まる多くのケースは、申請前の段階で整理できたはずの内容が後回しになっていることが原因です。


道路占用・道路使用は、工事内容や管理者によって進め方が大きく変わります。
まず全体像を整理したい方は、こちらのサポートページをご覧ください。
▶ 業者様向け|道路占用・道路使用許可サポート


すでに具体的な工事内容が決まっていて、「これは占用が絡みそう」と分かっている場合は、そのままご相談ください。
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